缶詰の中身

緩く鉄道好き、あと食べるのとサッカーと遠出の話がメインかな

賢者の石をめぐる物語 回復期~退院

さて賢者の石(別名:胆石)ごと胆のう摘出手術を受けたシーチキンの

入院4日目術後2日目

 

消灯が21時で寝れるはずないとか言ってた1日目は何だったのかというほど四六時中眠くて消灯時間に大体寝てしまう。

そして夜中何度も起きる。

隣部屋のおばあちゃんは2人いて一人はとっても元気で看護師さんに怒鳴ったり明後日の方向に怒鳴ったりとにかく声が大きくて元気だ。

もう一人は高い泣きそうな声ながらかなりの声量があって四六時中何かお願いしている。

二人はたぶん寝る時間とか起きる時間とかあんま関係ない生活なのでしょう夜中も色々言っております。

怒鳴る系のおばあちゃんは家に帰せとかトイレ行くとかオオサカー!とか時折ライブっぽい叫び声を上げつつわかりやすいのだけれど

お願い系のおばあちゃんは夜中聞こえると結構怖い、起こしてくださいお願いします><とかこの日はなぜか「好きになった人」都はるみをか細い割に結構な声量で歌っておりまして最初何か聞こえてきてなんだか分からないときはこれが病院の怪談かと戦慄したものでした。

まあ夜これが聞こえてしかもあまり眠りが深くないときは気になって何度も起きちゃうので体調だけの問題でもなさそうだけど。

そんな微妙な睡眠状態から朝目覚めて2日間絶食状態だけど全然お腹が空かない。

痛み止めが効いてからは本当におなかを切ったのか疑わしいレベルの痛み程度で管が出てるのも傷も何度も見たけどドアノブにお腹ぶつけた程度の痛みであまり痛み止め飲まない私としてはほんとに効くんだなぁと感心しきり。

しかし相変わらず眠くてめまいと気持ち悪さがあるので誰ともしゃべりたくない。

そんな日に限って巷は連休中だからか伯母がお見舞いに来てくれて追い返すわけにもいかずにこやかに話したつもりになってたけどきっとすごい顔してただろうな。

短期間なのでお見舞いはお断りしてたけど、たぶんいとこの入院の時に母が見舞いに何度か行ったので気にしてきてくれたんだと思う。ありがたいことです。

伯母が来る直前に採血失敗されて腕が腫れたのでちょっとだけ覚醒してたからよかった。

連日の見舞いがしんどかったので母には明日は来なくてもいいよと言っておく。

お昼から5分粥が出されてようやく食事可能になったものの食欲はさっぱりない。

5分粥っていうか米のスープっていうかお湯に漂う微かな米の残骸ですらいらないって感じ。

それにおかずが付いてくるけどまたブロッコリーか。

嫌いって言ったからか?試されてるのか?と被害妄想に陥りながらも残したら退院の日が伸びるかもと何とか食べる。

っていうかお粥も好きじゃない。伸びたそばとかふやけたうどんとか病人食が好きじゃないの。食べるけどさ。

しかし、お昼は12時だけど夕飯は18時その間うとうとするか見舞いの人の話しに相槌打ってただけなのでお腹空かないしむしろめまいと気持ち悪さで夕飯はほぼ残す。

今日も絶食でも一向に構わなかったんだけどと思いながらまた2時間置きぐらいの睡眠へ。

そう言えば同室のかたが2人退院されて3人になった。

6人部屋だけど割と快適。隣の部屋のおばあちゃん2人のインパクトが強すぎて大部屋でも天国のようだ。

 

入院5日目術後3日目

背中に入っていた痛み止めが朝で切れていた。

管は主治医じゃないと外せないらしいのでそのまま。

点滴の本数も減って痛み止めもなくなったらだいぶ覚醒し始めた。

ようやくネット見たり本を読もうかなって思い始める。

お腹の痛みも変わりなく順調のようだ。

眠気もめまいも気持ち悪さもなく、ようやく誰かと話す気が出てきたのでお話したそうな同室のおばさま二人と色々話してみる。

今まで同室にいた人全員整形関係で入院していたらしく皆様元気でうらやましい限りです。

昼から全粥に変更。

おかずに揚げ物が出るけどずっと脂抜きの食生活だったからなのか脂っこさが受け付けずにちょっと残しちゃった。

あと全粥の量がぱない。お粥がどんぶりいっぱい出てきて見たことない量に見るだけで満腹感。

結局毎日残してた。男女同じ食事だからしょうがないんだろうけど同室のおばさまたちも見るからに細い感じの2人でやっぱり量が多いと言ってた。

残される前提なのかねぇ。

午後の回診でようやく背中の痛みどめの管とドレーンの管が抜かれる。

しかしドレーン抜いたときは痛かった。お腹に入ってるんだから当たり前だろうけど。

抜けたら解放感がすばらしいし何より痛みが減ったちょっと横っぱらが痛いぐらいな感じ。

やっぱ異物入ってれば痛いかそうだよね。

この日から痛み止めは一切使ってないけどひどい痛みは一切なく人間の回復力にもびっくり。

お腹に穴あけても3日我慢すればだいぶ痛みは減るってことなのね。

勉強なるなぁ。

傷口の見た目は相変わらずだけどね。

夜には点滴も外れてはじめて何にもつながってない状態で就寝。

夜一回起きたぐらいでほぼ熟睡でした。

隣のおばあちゃんたちは消灯時間に何か言ってったっぽいけど全然気にならなかった。

まぁもともとどんな場所でも寝れるたちなので大分調子が出てきたかな。

 

入院6日目術後4日目

午前の回診でこの日退院になるんじゃないかって看護師さんに言われていたものの、血液検査の結果を見てから夜に主治医と相談ということでこの日は退院ならず。

雨が降ってるから泊まってってと看護師さんに笑いながら言われたので同室のおばさまたちと交流したり院内散歩したりモンハンしたりして休日気分を満喫。

夜はだいぶ回復してきたからか消灯時間では眠くならずに携帯で小説など読んでから就寝。この日もほぼ熟睡でした。

寝返り打てるって素晴らしい。

 

入院7日目術後5日目

午前中退院ということで朝ご飯だけ食べたけど相変わらずの全粥。

ずっとお腹が緩くてご飯食べるとすぐに下る感じまぁしょうがないかとがまん。

臓器いっこなくなったのに体が慣れてくれるまでは長い目で見ないとね。

しかしおかずは普通の物なので脂っぽいものも出てきてそれなりに満足しました。

退院の手続きと支払いをして午前中に無事退院、迎えに来てもらった母の車に乗って帰りました。

これで賢者の石をめぐる物語が一応の完結したと思われます。

 

さて入院費ですが

6泊7日で約19万ぐらい(3割負担分)でした。

カードで支払ったのでポイント付くかな。

簡保生命と県民共済に入っているので給付申請出して、健康保険組合の高額療養費制度を申請すれば負担額はかなり減ると踏んでるので思ったよりはかからなかったなぁ。

高額療養費制度は事前に健康組合に申請しておけば窓口で自己負担限度額までしか支払わなくてもいい制度もあるのでもし何かあったらご参考までに。

今回はちょっと時間的にぎりぎりだったのであとから申請する方にしたけどね。

 

さぁ、12月はイベントたくさん。何食べようかなぁ。