賢者の石をめぐる物語 入院~手術後1日
前回までのおさらい
賢者の石(別名:胆石)が複数見つかったことによりそれまでの不調もあれもこれも全部賢者の石のせいだ!よし胆のうごとおさらばするぜと胆のう摘出手術に乗り出したシーチキンの運命やいかに。
そんなわけで、脂抜き食事にも飽きたころようやく予定していた胆のう摘出のための入院日に相成りました。
2日前に手術の説明と入院の説明を受けて準備万端。
最近はパジャマやタオル類なんかをレンタルできる制度があるのでそれを利用。
持っていくものは最小限に。
携帯とモンハンやるための3DSは欠かせないけどね。あと充電器と基礎化粧品、下着と靴下。
まぁそのくらい。
レンタルセットにはティッシュとか歯ブラシと歯磨き粉とかブラシとかもあったのでほんとに最小限のものだけを持って入院しました。
現金はいくらかは持ったもののお財布は丸ごと自宅に置いてきて退院時に母に持ってきてもらうことにしました。
心配事はなるべく少なくね。
入院初日は入院の手続きと体調チェックぐらいしかすることはないので割と暇。
とりあえずざっと院内探検と避難経路チェックと人間観察を済ませて早々に暇つぶし道具に頼る。
携帯にいくつか電子書籍入れておいたのでそれを読んだり、SNSをチェックしたりモンハンやったりするとあっという間に時間経つからお勧め。
消灯は21時なんですがそんな時間に寝れるわけないし、
同じく寝れるわけない他の部屋のおばあちゃんが叫んでるのをバックミュージックにしながら狩りに3戦ぐらい出てからしょうがなく寝ることにしました。
消灯してからモンハンなんてやったら音出さなくてもボタンの音がうるさいかなって思ったけど、早々に隣の部屋のおばあちゃんが叫び出すし、
隣のベッドのおばさまの寝言といびきがひどくてボタンの音なんて自分でさえ聞こえない程度だったのである意味ラッキーだった。
他に3人いらっしゃったのですがみんないびきかくから寝てないの私だけだったみたい。
あ、私は父のいびきがすごいので気にならないどころかちょっと安心したりするタイプですが
気になる人は入院準備リストに耳栓を入れることをお勧めします。
さて、入院2日目は予定通り手術日。
午後からとのことで母に時間ちょっと前に来てもらって手術が終わるまで待機してもらうことにしてたのだけれど、
シフトで休みの姉も付いてきてにぎやかに待ってくれていたようです。
前日の夕食後から禁食なのでやることもなく朝から本読んだりモンハンしたりしつつ時間が来たら手術室へ。
実は便秘気味で前日下剤貰って飲んだのに対してお腹が活動してくれなかったんだけどとりあえず最低限出るもんでたし意識の無いうちに漏らしてもしょうがないよねと開き直ったりしたことは秘密です。
手術は全身麻酔で腹腔鏡で行われました。って聞いただけだけど。
最初に部分麻酔を入れてその準備が終わってからマスク掛けられたところから一切記憶がない。
急に肩をたたかれて、終わりましたよ隣のストレッチャーに移れますか?ってもうろう状態の時に言われてなんとか体を動かしたのが次の記憶です。
待っていた母や姉に安心させようと廊下に運び出されてなんとか目を空けるものの恐ろしく眠い。
酸素マスクをかけられて病室に運ばれなんか色々つながれた気がするものの眠気に負けて寝ました。
たぶん数時間後に目が覚めて夜だった気がするけれどその時には尿カテーテル(尿道から直接管で尿を排出する)と体心拍計、酸素計、酸素マスク、背中から局部痛み止め、傷口からドレーン(体液を排出する管)腕には点滴、足元には血栓予防のためのエアーマッサージとフルコースにつながれて寝返りも打てずにひたすら寝たりまどろんでた記憶しかありません。
消灯間際に痛みがひどくなってきて(中身が飛び出るほどではないけど、安静に寝られない程度の痛み)痛み止めの点滴を追加してもらったりしてなんとか寝ましたが、夜中何度も目が覚めたりして簡単って言っても手術は大事だよなぁとぼんやりしながら3日目の朝を迎えました。
入院3日目手術から1日後
痛み止めがよく効いてぼんやりした痛み(ちょっとひどい生理痛ぐらい)と違和感ぐらいで目覚めたけれどとにかく眠い。
気を抜くとすぐうとうとしちゃう。夜眠れなくなるしと思って起きてようとするんだけど朝はまだご飯もだめなのでやることなくて寝てしまう。
携帯見ようと思うけど目が開けてられないしいろんな管が気になってあまり身動きもとれない。
主治医が回診してくれた後に酸素マスクと血栓予防のマッサージ機と尿カテは外されて今日から歩いていきましょうと言われたけど、相変わらず背中には痛み止めの管がお腹からはドレーンが出て点滴も2種類付いてるので寝返りもできない。トイレに行く時は首からドレーンと痛み止めの入れ物をネットに入れてぶら下げて点滴ひきつれて行くので無駄に疲れる。
あとのどが痛くて声が出ない、いがらっぽいのが手術後からずっと続いている。
たぶん気管に送管してた名残だと思うけど水も飲めないので地味に辛い。
昼間母と姉がお見舞いに来るけど話を聞いて相槌うつのさえめんどくさい。
後で背中から入れてる痛み止めの副作用だとわかるけど眠気とめまいと気持ち悪さが押し寄せてお見舞いの人の対応するのも苦痛だった。
家族だったので遠慮せずおいかえして寝る。
昼から飲水OKなったのでのどの違和感と相談しながらちょっとずつ飲む。
一気に行くとむせそうなので。
しかし唇がかっさかさ。相当ひどい顔してたのではないだろうか、あ、せっかくだから写メとっておけばよかった。あとできっと笑えたにのなぁ。
術後から痛みはどうですか?という質問を何度となくされるけど概ね痛み止めが効いてどっかにぶつけたぐらいの痛み程度で常に大丈夫ですと答えていた。
もっと我慢しなきゃいけないかと思ったけど傷口よりもドレーンの管でてるところのが痛かったなぁ。
この日傷口をまじまじ見たら結構すごいことになっていていやまあ大事ですねとまた思う。
ドレーンの管の出口は上から色々張ってあって見えないけど血と体液の染み出た感じ見るだけでもうお腹いっぱい張りなおすときとかも一切見なかったたぶんここが一番見た目的にひどかったと思う。
主治医が管を糸で縫いつけてるって言ってたし。
まぁやっぱ手術っていくら簡単って言っても大事ですよ。